⭐️最も拒んでいたものを受け入れたとき、心が解放された話

こんにちは。今日は、私がかつて悩んでいた 過食と向き合った経験 についてお話ししたいと思います。

22、23、24歳の頃、私は男としては珍しく 過食症 でした。吐くことはしませんでしたが、食べ始めると止まらなくなり、特に夜中にコンビニへ走るのが習慣になっていました。

菓子パン3つ、スナック菓子2袋、お酒など・・・・・・
それらを抱えて帰り、無心で食べる。食べている間は安心感がありました。でも、食べ物がなくなってくると、だんだん寂しさがこみ上げてくる。そして、そのまま寝落ちし、朝起きると顔がパンパンに腫れていました。

「また食べすぎた……」

鏡を見て自己嫌悪に陥り、まわりの人から「顔むくんでるね」「太った?」と言われるたびに心が苦しくなる。けれど、自分ではどうすることもできなかったんです。

そして次の日から食事量を減らし、走ったり、トレーニングをして食べ過ぎてしまった分を解消しようとしていました。

その繰り返しの日々が3年は続きました。


⭐️過食の裏にあったもの——ストレスとマイナス感情

今振り返ると、私は 「食べること」だけがストレス解消の手段 になっていました。

  • 仕事のプレッシャー
  • 将来への不安
  • 孤独感
  • 自分への自信のなさ

こうした感情が積もり積もって、それを誤魔化すために食べていた のだと思います。

でも、食べ終わると、罪悪感と虚しさが押し寄せる。「もうこんなに食べてしまった」「また太ってしまう」「自分はダメだ」——そう思うたびに、またストレスが増えて、それを埋めるために食べる。まさに 負のループ でした。


⭐️「太ってもいい」と受け入れてみたら……

そんな生活が続く中で、ある時ふと思ったんです。

「太ることを受け入れたら、どうなるんだろう?」

今まで私は、「太りたくない」「痩せなきゃ」と強く思いながら過食を繰り返していました。でも、逆に 「太ってもいい」 と思ったら、少しは楽になれるんじゃないか?

そこで、私は 「太ること」を受け入れることにしました。

・過食してしまった次の日も、「それでも大丈夫」と言い聞かせる
まわりから「太った?」と言われても、心の中で「大丈夫、大丈夫」とつぶやく
罪悪感を感じたら、「太った自分も自分だ」と受け入れる

すると、少しずつ心が軽くなっていきました。


⭐️イナス感情を受け入れると、マイナス感情が減る

この経験から気づいたことがあります。

「過食をやめなきゃ」と思うほど、逆にやめられなくなる。
「太ってはいけない」と思うほど、太ることに敏感になってしまう。

人間の心は、「ダメだ」「やめなきゃ」と抑え込むほど、それに執着してしまいます。

だからこそ、私は 「太ることも、自分の一部として受け入れていい」 と自分に言い聞かせました。すると、不思議なことに 過食の頻度が減っていった のです。

また、太ることだけでなく、自分のマイナスの感情も受け入れる ようにしました。

・「不安を感じてもいい」
・「孤独を感じてもいい」
・「自己嫌悪になっても、それも自分の一部」

こうやって 自分のすべてを受け入れたとき、マイナスの感情が減っていった んです。


⭐️実際に10kg太ったけれど、心は軽くなった

「太ってもいい」と決めてから、実際に 10kgほど太りました。

でも、それで人生が終わったわけじゃないし、むしろ 「太ることに対する恐れ」がなくなった分、体の動きは鈍くなりましたが、心が軽くなった んです。

そして気づけば、過食の回数が減り、「食べなきゃ落ち着かない!」という衝動がなくなっていました。


⭐️もし、過食に悩んでいるなら……

もし、今「過食をやめたい」と思っている人がいたら、無理にやめようとしなくてもいいのかもしれません。

まずは、「それでも大丈夫」と自分を受け入れてみること。

・食べすぎても「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせる
・太ったとしても、それも自分の一部だと認める
・「やめなきゃ」と焦るのではなく、まずは「今の自分を許す」

この小さな積み重ねが、少しずつ過食への囚われを解放してくれるかもしれません。

私自身、過食に悩んでいたあの頃に、このことを知っていたら、もっと早く楽になれたのかなと思います。だからこそ、今悩んでいる人にこの話が届けばいいなと思っています。

あなたは、あなたのままで大丈夫。
「太ってもいい」そう思うことが、自由への第一歩かもしれません。

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