⭐️夢を追うことに疲れてしまった
若いころ、私にも夢や希望がありました。
「こうなりたい」「こんな人生を歩みたい」と強く思っていました。
人並みに努力もしました。
でも、思うようにはいかない現実がありました。
どれだけ頑張っても夢に届かず、
もがけばもがくほど、自分だけが空回りしているような気がして、
やがて私は疲れてしまいました。
この時期は本当に辛く、死にたいと思うことが多かったです。
夢や希望を持つことが苦しくなっていたのです。
そしてある時、ふと自分の中の「夢」や「希望」、さらには「プライド」まで手放してみました。
⭐️夢を捨てたら、人生が動きはじめた
不思議なことに、夢や希望を捨てたその頃から、少しずつ人生が動き出しました。
自分の理想やこだわりを押し通すのではなく、
「誰かに頼まれたこと」にただ誠実に応えるようになったのです。
それは、特別なことではありませんでした。
相談されたことに耳を傾ける。
必要だと言われた場所に出向く。
人手が足りないと言われれば手を貸す。
そうやって、自分からは名乗り出なかった道を歩いていくうちに、
気がつけば、自分では思いもよらなかった場所に立っていました。
⭐️頼まれる人生には、偶然と驚きがある
夢がない人生は、空虚だと言われることがあります。
でも私は、「頼まれる人生」には、夢とはまた違うおもしろさがあると思っています。
自分の計画に縛られないからこそ、思いがけないチャンスが舞い込む。
「やってみようか」と引き受けたことが、まったく新しい世界を開いてくれる。
何より、誰かから「あなたにお願いしたい」と言われることは、
夢や希望を持つよりも、もっとあたたかく、生きる意味をくれる気がしています。
⭐️まとめ:夢がなくても、人生は開ける
私は今でも、大きな夢や希望を持っていません。
でも、頼まれたことにひとつひとつ応えていく中で、
過去に思い描いた夢よりもずっと豊かな人生を歩んでいる気がします。
もし今、「自分には夢がない」と悩んでいる人がいたら、こう伝えたいです。
夢がなくても、大丈夫です。
あなたを必要としてくれる誰かの声に耳を傾けてみてください。
そこから、想像もしていなかった人生が、始まるかもしれません。
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